10代の頃に知った漫画に『腸詰工場の少女』がある。
高橋葉介の代表的な短編名作なんだけど、その奇妙なストーリーにハマったなあ。
幻想的っていうのかな、葉介独特の世界観が自分にピタッときたんだ。
最低最悪のバッドエンドストーリーなんだけど、ネットで言われてるほど後味の悪さは感じない。
むしろ切なさや哀愁みたいな感覚が込み上げて来て、感慨深くなったよ。
ま、そこら辺は読む人の感覚によるんだろうけど。
葉介といえば『夢幻紳士』とか『クレイジーピエロ』なんかが有名で、中には『学校の怪談』を挙げてくる人もいるけど、ああいう一般受けする作品はイマイチ好みじゃない。
大勢の人から支持されるんじゃなくて一部のマニアから強烈な支持を受けてるってのがいいんだ。
広く浅くより、狭く深くってやつね。
『腸詰工場の少女』が、まさにそれ。
葉介の作品ではないけど、石川賢の『魔獣戦線』なんかもそうだと思う。表の永井豪に対して、裏の石川賢。
友達が居なく一人でいることが好きなボクにとって漫画は親友みたいなもんで、よくアチコチの本屋に行っては漫画を立ち読みしてたなー。
家の近所に漫画専門の本屋があってね、そこには毎週日曜日になると必ず行ってたよ。
アングラ漫画っていうのかな、同人誌とかも置いてあってね、マニア心がくすぐられたよ。
ちょっとエロエロしい漫画なんかも置いてあったりして、性春の階段を漫画という形で昇って行ったな。
その漫画専門店も今ではもう無くなってしまったけど、できればもう一回行きたいな・・・。
※マニアックな漫画と言えば森山塔もいいっすね。

私の性春漫画遍歴|山本直樹(森山塔)「あさってDance」「僕らはみんな生きている」
文章のテイストが好きでよく見に行くブログ主さんが、御自分の性春回顧録をネタに面白い記事を書いてた。 それに触発されて私も一本。 エロ関係の思い出といえばキリがないんだけど、漫画っていう括りで尚且つ性春の思い出ってことにな...
コメント
はてなのブログから来ました。
こっちの方が落ち着いてていい感じ。
はてブロでコメントしてくれてた人ですね。覚えてます!
新サイトにも来てくれてありがたいです。どうぞヨロシク。