フレネミーと教え魔

最近読んだ本に『フレネミー』っていう言葉がありました。

フレンド(友達・味方)とエネミー(敵)をくっつけて作った混成語で、「表面上は友達のふりをしつつも不快な言動をしてくる人」のことらしいです。

言葉の端々に相手を貶めるようなニュアンスを入れたり、陰で裏切り行為などをする厄介な人間がそれなんですが、この手のタイプってあちこちに居ますよね。

ボクもこれまでに出会ってきた人々の中に、やはりこういう人って混じってました。

そんな嫌な人とは関わらなければいいんですが、学校や職場といった閉鎖空間だとなかなかそうも行かないから困りものです。

 

ところで話は変わりますけど、ネットニュースに『教え魔』ってのが上がってました。

「教え魔」はどんな人でどこにいる? 2000人調査、約4割が「迷惑」 対処法は?(オトナンサー) - Yahoo!ニュース
 頼まれてもいないのに、他人に何かを教えたがる「教え魔」があちらこちらに出没し、ネット上などで話題になっています。教え魔が現れるのは、どのような場面が多く、遭遇した人はどのような思いで対応しているの

ゴルフやボーリング場などで、知らない人にいきなりコーチしてくる人が居るんですって。

ボクも過去にこういう人につかまったことが何回かあるんですが、正直言って有難迷惑でした。

「親切心から」っていう体裁があるので無下に嫌な顔もしにくいし、それに教えてもらってる立場って心理的に窮屈なんですよね。

中には「本当だったらレッスン料もらうところなんだけど、タダで教えてあげるよ」などと恩着せがましい物言いをしてくる人も居たりして…笑

人に何かを教えるって難しいと思うんです。

そもそも教えられる側が本当にそれを望んでるかっていう問題があるし、たとえそうであったとしても何をどう教えて欲しいかなんてナカナカ分からないですからね。

こういうことって、教える・教えられる人間同士である程度の信頼関係があって尚且つ「ここまでは踏み込むけど、ここから先は入らない」みたいな線引きができてないと上手く行かないですから。(と、ボクは思ってます)

それなのに赤の他人に平気の平ちゃんでコーチする人って、どこかおかしいんじゃないのかなあ。

確かこういう適切な人間(じんかん)距離をとれない人のことをボーダーレス人格障害とか言うんでしたっけ? #知らんけど

 

上で挙げた両者(フレネミーと教え魔)って、本質的には同じなんじゃないかなあ。

どちらも心が飢えてる寂しい人。

誰かとつながりを持ちたいけど、うまくコミュニケーションがとれないから意地悪な言動をしたり、教えてあげるという立場でしか他人に近づく術がない。

それでまた嫌われるから、より一層傷ついて素直な態度がとれなくなってしまい、再び意地悪したりマウントをとりに走ったりの繰り返し…そんな気がする。

昭和の昔からこういう人は居たと思うけど、今の世の中はその割合が増えてる気がします。

学校にしろ会社にしろ地域社会にしろ、個人主義が色濃くなってきた代わりに人とのつながりが薄くなった弊害の一つなのかも知れませんね。

昭和の昔のようになんでもかんでも家族的なつながりを強いて集団主義というのも息苦しいけれど、個人主義が行き過ぎるとそれもまた…ね。

 

実のところ、ボクは独りで行動する方が性に合ってるから(個人主義の)今の世の中の方が楽でいいんですが、人とくっつきたいという性格の人にとっては孤独が辛いでしょう。

強引かも知れませんが、今の世の中はネットの中に自分の居場所を作り、リアルな社会とは関係なく生きていく方向で考えていくのが良いのではないでしょうか。

リアルな人間関係でフレネミーや教え魔に遭遇するのも不快だし、逆に自分がフレネミーや教え魔になっても誰にも相手にされませんからね。

尻切れになりますが、眠くなってきたのでここらで…

あ、冒頭のフレネミーっていう単語が出て来た本ってコレです。内容は恋愛とか女性の口説き方とかではなく、世間と関係なく飄々と生きてる著者の緩めの人生論エッセイでした。

なかなか面白かったですよ。

コメント

  1. ハナテンモズーリ より:

    教え魔って私は会ったことありませんけど、承認欲求が満たされるとか、そういう感じなんですかねぇ。
    最近私の父親(60代)と話したとき、「昔は家族や近所付き合いが必須で、貧乏だったから助け合わないと生きて行けず息苦しさがあった。今は便利になってネットも普及して個人で生きていけみたいになったけど、幸福度はもしかしたら昔のほうが高かったのかもしれない」と言ってました。ちょっと考えされました。

  2. 訪問者 より:

    人間は本質的に攻撃的で排他的な生き物なので人間(じんかん)距離は大切ですね。(小中高と)学生時代からいじめられまくりのいじめられ評論家としては?人間なんてロクな物じゃないと思っていますよ。職場でも能力が低くて職を転々としてきました。

    教えるのは難しいですよね。仕事で思うのは手伝う時は全部やると言うか、相手に教えるのではなくそっくり変わるのがいいと思います。つまり相手がやるべきことを事前に何も言わずに自分が事前に把握しておいてちょいちょいやるんですね。後、掃除とかは汚れてると率先して誰にも言われずはいておく。人とのかかわりは仕事の話だけにする。物をもらうと「おかげ様」の精神で感謝しまくる。上げるときは「いつもして頂いて」を忘れない。サビ残は率先して自分が残り、相手は後ろめたいと思ってる所があるので、いつもお世話になってるので当然なので返したいと申し出る。自分が最近やるのはそれです。いい人になりたい訳ではなく生き残るための自分の戦略です。。(苦笑)

    ヒキニート評論家でもあるんですが、「ひきこもり」にも色々ありまして、本音では外に出て他人と交流して仲良くしたいんだけど、自分に自信がなくて、自分が不甲斐なくて、積極的に他人に声をかけて仲間に入る勇気が出なくて悩んで、それで仕方なしに不本意にひきこもっている人もいれば、根本的に一人で居るのが好きで、多人数のいる空間が苦手で、人間嫌いで人との交流を求めていない、自ら進んで喜んでひきこもっている人もいます。自分は後者です。

    ひきこもりへの支援においては、タイプを見極めることが必要です。後者のようなタイプのひきこもりに就労を促したり、外の居場所へ無理やり引っ張り出そうとするのは、百害あって一利なしだと思います。エリトさんも自分と同じで勝手に後者だと思ってます。(笑)こういう方はベーシックインカムみたいなのでのんびり暮らしてほしいと思います。

  3. 匿名 より:

    エリトさんは、もし自分が思い描いていたような成功者になっていたら「教え魔」になってたんじゃないかな?
    と思うんですが、どうなんでしょう?

  4. 吉元 より:

    教えるのて確かに難しいですよね。
    塾講師してた時期ありましたけど、教える難しさはありましたね。
    ところで、あの業界てお笑いと一緒でスキルないと仕事もらえませんよね、、
    サビ残とかたくさんできるようになってようやく一人前て感じですよね、、

    • エリトエリト より:

      ですです。
      受験スキルと同じか、それ以上にトークの上手い下手がモノを言ってましたね。
      特に田舎の底辺塾だと受験スキルはそっちのけでトークだけでなんとかなってる先生がかなり居ました。笑
      ヤリガイ搾取のサビ残が当たり前のブラック業界でしたねえ…

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